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ダイレクトマーケティングブログ

何故僕はSNSというコミュニケーションを手放したのか

前のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/siro_xx/20091013/1255370808)の続きです。
今回は抜けるまでの話。
SNSやめようと思った理由を適当に書いていきます。いっぱいあります。

SNS中毒

mixi依存症mixi中毒、mixi疲れ……類語は色々ありますが大体そのようなものです。
反応がもらえると嬉しい反面、反応をもらえると思っていたものに貰えなかったり、期待はずれの反応をされるとがっくりきます。この辺りで「自分はSNSに振り回されているな」と気付きます。
ついでに、SNSのお気に入りユーザが増えるたびに*1読む日記の量が増えるので、1日の間にSNSにいる時間がどんどん増えて、他の作業時間を圧迫し始めました。

愚痴日記

「嫌なら見るな」ええ、凄まじくごもっともな意見です。と言っても、全く知らない人の公開愚痴日記というのは大抵相当ぼかしてあって何が書いてあるのかよくわからないので怖いもの見たさで見てしまうのですが。困るのがお気に入りやマイフレに上がってくる愚痴日記。特にそういうネガティブなことは「フレ限」にしている人が多かった…と記憶しています。僕はね。
親しくなりたいと思ってフレンドになったのに蓋を開けてみたら愚痴ばっかりな人だった、ってそりゃあ萎えますよ。しかも学校とか会社の愚痴ならそっかあ大変だねえと聞いてあげられるのですが、ここで僕が見かけた愚痴は大抵、他の参加者やそれに近い人に関する愚痴。「うわあ、○○さんと××さんって仲悪かったんだ…」と知ってしまうことの微妙さ。基本的に僕は、「誰か」が「誰か」を悪く言っているというのは苦手なのです。*2匿名なら流せる耐性もつきましたが、名前のある人が別の名前のある人を叩いているのを見るとなんだか気分が悪い。しかもその人は自分が「この人素敵な人だ!」と思って近づいた人だから尚のこと気分が悪い。自分から近づいた手前やっぱりごめんなさい、はし辛いし。というわけで、人の日記を見るのもなんだかしんどくなってました。


上記2つが未だに他のSNSに参加したいと思わない理由です。
特に後者は中々にしんどく、「日記」があるクローズドコミュニティがすっかり苦手になってしまいました。
僕があれだけしっちゃかめっちゃかな発言をしながらTwitterに鍵を掛けないのも、このblogが平然と全体公開されているのも、そういうわけです。閉じるのが苦手になってしまった。「知っている人しか見ていないから」と閉じて不必要に過激なことを発言してしまうくらいならば、「誰に見られているかわからない」という意識で常に自重気味に発言していったほうがいいという考えです。*3

人狼の存在

人狼の存在を教えてもらったのはこのSNSで、なのですが、それでうっかり人狼にはまってしまったが故に、このSNS本来の話題を全くしなくなってしまいました。たまに日記を更新したと思ったら「ヨアヒムかわいいよヨアヒム(要約)」……これは、果たしてこのSNSに相応しい話題なのでしょうか。
勿論、ジャンル限定SNSでもリアル事情だったりそれ以外のジャンルのことを書いてはいけないという決まりはないのですが、周りはちゃんとSNSのテーマに沿った日記を書いているのに自分は……。という思いがありました。じゃあ、沿った内容を書けばいいじゃないかとお思いでしょうが、人狼にはまったと同時、本来のジャンルへの興味が少しずつ薄れてきて、日記ネタが無くなっていたのです。

人狼の存在・その2

人狼というのは人間関係のゲームでもあります。人狼をそのSNS内のメンバーで行うことによって、その関係のマイフレが増えたりしました。メッセンジャーで会話したりもしました。
しかし、人狼にはプレイ中の村の情報を流してはいけないというルールがあります。「今オンライン」「オフライン」という情報は身内村である以上仕方ない?グレーゾーンだと思うのですが、「今●●というキャラをやっている」「墓行っちゃった」という情報は身内だろうがなんだろうがアウトです。また、ことばで争う*4ゲームであることから、傷ついたり、傷つけたりということが非常に多く起こります。
(ここからは僕の主観なのですが、これまで関わってきたいくつかのジャンルの中で、この(SNSの)ジャンルは一番「傷つきやすい」人が多いジャンルだと思っています。オンラインゲームだからなのか、メンヘラが多いからなのかはわかりませんが)
必然的に、水面下での揉め事や問題が増えました。例えば村終了前に公開日記で処刑されたことを公開したり*5、非常に厳しい口調で相手を批判したり、わだかまりが噴出して「あの人とは同村したくない」という事態になったり…。
とにかく、この辺りで疲れてしまったのは事実です。

運営

SNS管理人さんは「1人の人間(フレンド)」としては好きでしたが、「大勢が集まるコミュニティの管理人」としてはあまり好ましいとは思えませんでした。
具体的な話は1つに留めておきます。これは僕が居た時期から既に複数の方に指摘されていたことですが、管理人さんは「自分の日記にSNS運営上の連絡事項と個人的な日記を一緒に書く」ことがありました。今はどうだか知りませんが、僕が居た時期には管理人さんは自分の個人用のアカウントと運営管理専用のアカウントを分離していなかったように思います。「重要連絡が管理人さんの日記でされるので管理人さんをマイフレorお気に入りに入れないと連絡を見逃す、でも個人的に親しいわけでもないのにマイフレ申請はし辛いし、第一管理人さん個人には興味が無い」というのは誰の言葉だったでしょうか。
運営コミュニティというのが別にあったので「業務連絡はコミュニティ掲示板に書いてくれ、そうすればちゃんと見るから」みたいな提案も出ていたと思います。改善されたという記憶は僕の中にはありません。もっとも、僕は管理人さんと最初から最後までマイフレだったので、それが気になるようになったのは皮肉にも人狼関係でマイフレ人数が増加して、管理人さんとも人狼を通じてお話しするようになってからでしたが。
マイフレ20人&毎日ログインしていても「マイフレ最新日記」に連絡が埋もれるんですから、マイフレが100人近かった人&ログイン頻度が低かった人はあるかわからない連絡を探して読むのも本当に困難だったでしょうね。

11/14補足追記。
本当に重大なこと(メンテナンス告知)などはログイン後のページのトップに連絡として表示されていたので、全く連絡をしない管理人さんではなかったです。上の書き方だと全ての告知を日記でやったように読めてしまうので、そこは訂正します。

その他

こまごました理由はありますが、全体の1%にも満たない些細なことなのでやめておきます。というか、些細過ぎて忘れました。
忘れたということにして書きたくないだけかも。主に個人トラブルですね。多分。忘れたのでなんだったかもわからないんです。



突然ふっと消えるのは迷惑だと思ったので、参加コミュニティをちょっとずつ減らし、日記をちょっとずつ消し、最後に自分が唯一管理していたコミュニティの管理者を僕と長期間マイフレであり、かつ、引き受けてくれそうな方に権限譲渡し*6、さよなら日記を書いて抜けました。



ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。そしてお疲れ様です。

*1:非コミュなのでマイフレ申請はあんまりしていない

*2:自分は死ぬほど口が悪いくせに。勿論誰かに自分を悪く言われるのも苦手です。

*3:あれでも自重している。本当の僕はもっと下衆だ

*4:推理と説得、だと思うのですが、どうしてもそうなってしまうことはある

*5:墓に行ったからいいというわけではありません。当たり前です。しかも読めばその人が「人狼」であると読み取れる内容でした

*6:主張コミュだったので、管理の手間は殆どなかったのですが、その代わり本当にそのキャラを愛している人にお任せしたかったのでその人が適任と判断しました