「おい、大丈夫か?」
ベッドで横たわるひとに、テッドは珍しく心配そうな声を掛けた。
「早退したんだって…?あんま、無理すんなよ。家のことは俺もなるべく手伝うからさ……ん?なんだ?耳貸せ…?」
テッドが耳を寄せる。すると、何を囁かれたのやら。
真っ赤になりながら耳を押さえて、緑の瞳でベッドの上のひとを睨みました。
「……っ!ば、ばか野郎!いいから、さっさと寝てろ!朝飯はもってきてやるから………おやすみ!!」
どたんばたん。
慌ただしく部屋を出ていったテッドの後ろ姿を見ながら、ベッドの上のひとは微笑んだのでした。
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おだいじに。