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何故僕はSNSというコミュニケーションを中々受け入れなかったのか

僕が某SNSを抜けてから…どれくらい経ちましたかね。記憶は曖昧ですが、1年は経ったと思います。
なので、時効かなと思いつつそろそろ思考整理の為にまとめてみます。全然まとまってないですが。
長いのでいくつかの記事に分けようと思います。まずは、例のSNSに登録するまでの話。

複数の自分を使い分けるということの煩雑さ

時はmixi全盛期。その頃から僕は、SNSというコミュニケーション手段には消極的でした。
何故かと言えば理由は簡単で、mixiの使い方例で「本名を載せて昔の友達と交流…」みたいなのを見ていや、冗談じゃねえと。
当時の僕はまだまだ旧世代の保守派な人間で、「ネット上に本名や個人を特定する情報を公開するなんてとんでもない」*1という考え方だったために、リアル友人とmixiを通じて交流…などというのは考えられなかったのです。
第一、何故リアルでのコミュニケーションが疎遠になったかと言えば成長するにつれて話題が合わなくなったとか、そういう理由が殆どなわけで、そういう理由で疎遠になった人と何故またネットで、と思ったのです。大体はまた仲良しになるというよりは、付き合いのようになるのではないかと。
ジャンルが全く違うサイトなのに「リアル友達だから」という理由で相互リンクするような気持ち悪さですね。


では、リアルのことを全く書かない、ネット上の自分のみを曝け出す場として使えばいいのではないか。というのも勿論考えました。当時僕はラグナロクオンライン同人活動をしていたので、そっちのハンドルネームで登録するという手段もあったのです。
でも、mixiアカウントはリアルでも聞かれますmixiやってる?と。そんな恥ずかしいモノ、リアルで晒せますか
しかもmixiはマイミクでどんどん繋がっていきます。この人になら教えてもいいか(同人仲間)、が、いつの間にか教えるはずじゃなかった人にまで伝わっている可能性は高いのです。
2垢も考えました。リアルとHNでの使い分けですね。でもmixiは2垢禁止ですし、第一そこまできっちり使い分けられる自信はありませんでした。なので、やめました。
mixiには未だに一度も参加したことはありません。これは本当です。意外に思われることが多いのですが、本当に本当です。

「あしあと」

僕がSNSに抵抗があった理由はもう1つ、「あしあと」機能でした。要は、何時何分に誰々があなたのページを見ましたよという機能ですね。あれが見方によっては気持ち悪い
あの機能のお陰でサイトと違ってヲチ*2されにくいと言っていた方が以前いましたが、あの機能のお陰でヲチに敏感になるということもありえます。日記を更新したわけでもないのに突然知らない人からのアクセスが増えると不気味です。サイトであればどこかでいい意味で紹介されることもありますが、SNSのアカウントが紹介されることは普通ありません。となると、マイナス面で晒された可能性が高くなるのです。実際、2chのあの辺りでは賑わってますよね、アカウント晒しが。
あと、自分が相手のページをいつ見たかを捕捉されるのも同様の気持ち悪さがありました。「キリ番報告必須!踏み逃げ禁止!」なんて同人系サイトでよくあるような注意書きが気持ち悪いのに似ています。自分が見たいページをいつ見ようと、それを見てどう思おうとすべては自由であるべきであって、少なくともサイト管理者(SNSの場合は日記を公開している個人)が縛るのはおかしいと思うのです。
最近のmixiではあしあとを消せる機能みたいなのがついたみたいですが、あしあと文化が浸透してしまっている今、その機能は寧ろヲチ専用機能みたいになってるんじゃないかと思います。ここら辺はmixi文化に詳しくないので適当に推測して書いていますが。

「人」と交流することへの意識の希薄さ

これも、僕がSNSに参加する必要はないだろうなと思っていた理由の1つです。今は割と考え方が真逆になっているので、当時のことを思い出しながら書きますが、例えば、サイトを閲覧するときに、そのサイトの管理人の人柄にはさして興味がなかったのです。大事なのは、管理人よりもコンテンツ。同人系サイトに居た身としては当然な考えかもしれませんが、その人がどういう人どういう役割でどういう人生を歩んでいるのかよりも、その人が書く絵や小説が自分の好みであるか否か。そっちのほうが重要だったわけです。
コミュニケーションを図ったとしても、作品についての感想が殆どで、管理人さんの日記には「そっちも見ていますよ」程度の社交辞令でしか触れないのが僕のやり方でした。というか、寧ろ、僕自身がサイトの日記に対して長々とコメントを付けられると困る人間でした。*3
mixiのようなSNSサービスは、絵や文章といったコンテンツよりも「日記」や「人そのもの」が重視される傾向にあると思います。ソーシャルなんとかって言うくらいですからね。当時の僕は、そういうものに興味がなかった。と、いうわけです。




次は、某SNSに参加し始めてからの話ですね。
ゆっくりと書いていきます。

*1:今も一般人が不特定多数に垂れ流すのはよろしくないと思ってますが

*2:watcher/大体、2chへの晒し行為なども含みます

*3:小説にコメントつけられるのも恥ずかしかったので、此処まで来ると単なる非コミュですが